はじめに
皆様は「コンブチャ」「紅茶キノコ」についてご存知でしょうか?
「コンブチャ」と聞くと昆布?と連想できますが、その昆布ではありません。
今回は「コンブチャ」「紅茶キノコ」についてご紹介していきます。
コンブチャ・紅茶キノコとは
コンブチャとは、紅茶に砂糖とスコビーという細菌・酵母を加え、発酵させた紅茶です。
スコビーは見た目がゼリー状でありキノコにも見えることから、紅茶キノコとも呼ばれます。
つまり、コンブチャと紅茶キノコは同じものとなります。
スコビーとは
では、紅茶に加えるスコビーとはどのようなものでしょうか。
スコビーとは、Symbiotic Culture Of Bacteria and Yeastの略称で、細菌(Bacteria)と酵母(Yeast)の共生培養のことです。
スコビーは見た目がゼリー状であり、その表面はしばしば白っぽく、少し厚みがあります。
このスコビーが、紅茶と砂糖の混合液を発酵させることによってコンブチャが作られます。
なお、スコビーは菌株とも呼ばれることがあります。
菌株とは、デジタル大辞泉によると、
ある単一の菌類や微生物を分離培養したもの。
デジタル大辞泉 Webサイト https://kotobank.jp/word/%E8%8F%8C%E6%A0%AA-247611
と記載があるため、ざっくり考えるとスコビーと同じような意味合いを持つもののようです。
市販のコンブチャをご紹介
では、コンブチャの市販品としてどのようなものがあるのでしょうか。
コンブチャクレンズとは
コンブチャの市販品といえば、有名な商品の1つが「コンブチャクレンズ」です。
コンブチャクレンズは、株式会社ユニヴァ・フュージョンが販売している商品です。
コンブチャクレンズでは、3つのアミノ酸からなるグルタチオンが含まれるトルラ酵母、200種類以上の植物・果物発酵エキス、またオーガニックのスーパーフードを配合。
それにより、食物繊維やビタミンC、ポリフェノールが含まれ便秘の解消や美容サポートの効果が期待できます。
TEAZEN(ティーゼン)のコンブチャ
お次に紹介するのは、韓国のアイドルグループBTSのジョングクさんもおすすめしていた商品、
TEAZEN(ティーゼン)のコンブチャです。
ティーゼンは韓国にある健康食品などを扱う会社で、その取り扱い商品の1つにコンブチャがあります。
コンブチャには、レモン味やベリー味、ゆず味と複数の味があり、手軽で健康的な飲み物を楽しみたい方におすすめです。
カルディ
続きまして、カルディです。
株式会社キャメル珈琲が運営するブランドの1つであり、コーヒーを中心とした飲料・食品を取り扱っています。
その商品の1つとして、コンブチャも取り扱っています。
液体タイプ、粉末タイプ両方を扱っており、好みのものを選ぶことができます。
コンブチャの効果
コンブチャは、さまざまな効果が期待できるとされています。
コンブチャは、紅茶を発酵させてつくる発酵飲料であり、細菌や酵母などの微生物が生み出すさまざまな栄養素を含んでいます。
また、紅茶の持つ栄養素、各社の商品ごとに追加されるフルーツなどの材料の栄養素も含まれます。
ただし、科学的根拠などは示されておらず、効果には個人差があることに注意が必要です。
コンブチャの作り方
最後にコンブチャの作り方についてご紹介します。
コンブチャの作り方も人によってさまざまであるため、あくまで1つの参考としてご紹介します。
材料と必要なアイテム
材料
・水 500ml
・茶葉(ハーブが入っていなければ好きなものでOK)5g
・砂糖(グラニュー糖や上白糖など) 50g
・スコビー(Webで購入可能です) 1個
必要なアイテム
・煮沸消毒した大きめのガラス瓶 2つ
・清潔なガーゼ 1枚
・紐や輪ゴム 1つ
手順
- 紅茶を淹れる:水を沸騰させ、通常どおりに紅茶を淹れます。紅茶が温かいうちに砂糖も加え溶かします
- 室温に戻す:ガラス瓶に紅茶を移し、室温まで冷まします
- スコビーを入れる:冷ました紅茶にスコビーどスコビーが浸かっていた原液を加えます
- 発酵させる:ガーゼで瓶に蓋をし、常温で日光の当たらない場所に保管します。夏場は1週間、冬場は2週間ほどです。
- 味見:清潔なスプーンでコンブチャを味見しお好みの酸味になっているかを確認します
- 保存容器に移す:清潔なガラス瓶にいれて冷蔵庫で保管します
- 完成
注意点
・衛生面に十分注意を払ってください。手洗い・アイテムの消毒などをしたうえで清潔な環境で作業してください。
・発酵時は温度に注意を払い、適当な期間で作ってください。
・発酵中は、液体が酸っぱくなりすぎないように定期的に味を確認してください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
他の紅茶とは一風変わった紅茶であるコンブチャ。
興味がある方はぜひ試しても良いかもしれません。